えこひいき日記

2021年10月の「えこひいき日記」

2021.10.13

突然だが、自宅の電磁波対策を強化することにいそしんでみた。結論から言うと、対策した結果かなり快適になった。一番変わったのは睡眠の質。

きっかけはシンプルに、電磁波が原因かと考えられる体調不良を感じたからだ。具体的な症状としては「頭皮がうっすうらピリピリするような頭痛」と「動悸がする」というもの。結構しつこくて不愉快な症状。最初は何が原因なのかよくわからず、ひたすら気持ちが悪かったのだが、「いつ」「どこで」「何をしているときに」起こるのかを地道に観察してみた結果、「もしかして、電磁波?」と思うに至った。

事務所には電磁波に敏感な方が来たりすることもあるし、自宅には猫もいるので、電磁波やら静電気やらに対してはそれなりに気を使ってきたつもりだった。でも今振り返れば、それは「電磁波カット」と書いてある暖房器具を選ぶとか、電子レンジ使用中は正面に立たないとか、スマホのカバーは革製にするとか、その程度だった。パソコンだって電磁波を放っていることは知識としてはわかっていたが、あまり意識していなかったと思う。時と場合によるが、1日の中でそんなに長くパソコンの前に居続けることがなかったせいもあったろうし、何より苦しいとは感じていなかったから。

しかし考えてみれば、withコロナ時代に入ってパソコンの前に立っている時間は増えた。オンライン講座の時は動作をお見せするためにパソコン画面から距離をとることも多いが、個人レッスンの時は近い距離でお話をする。加えていつも通り、メールの返信や文書作成でパソコンは使う。うっかりすると、気晴らしにwebを見たりもする。「パソコンの前で過ごし時間が長い日に、動悸や頭痛が続くことが多いぞ」「老眼や疲れ目とは違う」と気が付いたのは最近になってからだった。

気づいちゃったので早速、電磁波測定器を購入。アヤシイ場所を測定しまくってみた。

ダイエット(減量)とか家計の見直しとか、「からだの使い方」もそうかもしれないが、「明確に意識が及ぶ」ことと「ぼんやり認識する」のとでは、当然ながら見える世界もできることも違う。測定器を使って調べた結果、結構厳しい現実世界が見えてきた。

測定器片手にいろんな電化製品のプラグを入れたり抜いたり、測定器をいろんな方向にかざしてみたりして、まず「電磁波をカットする布」を購入してみた。この布を適当な大きさに切ってWi-Fiのルーターにかぶせ、多くの電化製品をプラグインしているコンセントにかぶせたりしてみると、かなり電磁波の測定値が下がった。ノートパソコンも、充電しながら使用するとかなり数値が上がるので、至近距離で使用するときは充電器を外すなどすると、如実に頭痛と動機が楽になった。使用後に充電する際はパソコンにその布をカバーのように掛けることにした。

とはいえ、布をかぶせたままパソコンを使うのは難しいし(自分自身にエプロンのようにかぶせる手はある。ちょっと動作が面倒だが)、パソコンを使わない、近くに行かない、ということも無理なので、使用中の対策として「パソコン画面に貼るフィルター」を追加購入。ただ、これを有効にするにはアースをとらなくてはならない。あと、フィルムを張っているのでタッチ操作ができなくなるのでちょっと不便。でも感覚的に、劇的に楽になったわけではないが少し楽になった気がする。

さらにアース付きの延長コードを購入。これはなかなか効果的で、ぐっと測定値が下がった。この対策をしてもパソコン関係の機器周辺はレッドゾーンにはなるのだが、それでも対策をしないときの数値とはまったく違う。

ワークスペースはどうしようもなく電化製品、しかも電磁波を放つやつの王国。これはある程度仕方がないだろう。なぜか同じ対策を講じても事務所より自宅の方が数値が高かったりするのだが、それでも対策をしなかった場合に比べると検知される電磁波の値はぐんと下がっているので良しとする。

ほかの場所はどうだろう?この電化製品、どうしても要る?と自分に問いかけ、自宅の電子レンジは手放すことにした。キッチン周りの電磁波もなかなかのものではあるのだが、その中でも数値が高く、かつ私的には使用頻度がさほどではない(何かをあっためる程度しか使わない)電子レンジには「ありがとう」と言ってお別れする決断をした。使用頻度が多めではないとはいえ、便利かつメジャーな家電を手放すのにはそれなりに勇気がいる。でもさよならを言うことにした。

さらにシリアスだったのは、寝室の電化製品。幸い寝室で計測される電磁波レベルはレッドゾーン域ではなかったものの、皆無というわけでもないのだ。そのことにちょっと驚いた。枕元にスマホを持ち込むなどということはここ何年もしていなかったが、それでもそれでも電磁波はある。寝室のコンセントを、例えばベッドサイドライトなどに使用している限り、存在するのだ。

悩んだが、寝室のコンセントは一切使わない作戦をとることにした。ベッドサイドの明かりは電池式のものにした。コンセントを使用することがあっても、使用後はプラグを抜く。少なくとも就寝時には抜く。これによって寝室の電磁波はほぼ計測されなくなった。そのためなのか、季節がよくなってきたこともあるのか、睡眠の質がぐんと上がった。中途覚醒はまずしないし、眠りも深くなった気がする。

対策をしているとはいえ、これをパソコンで書いている最中にもうっすらした胸苦しさとうっすらした頭痛を感じたりする。そのたびごとにパソコンから数を下がってほんの一瞬、一休みする(withコロナ事態に入って、パソコン作業は立位で行うことにしたので、それができる)。数歩下がるだけで少し楽になる感じがするので、こういう動作を繰り返して作業している。試しに測定器で測ってみると、ほんとに数歩下がるだけでレッドゾーンではなくなったりするから、面白いものだ。

もしかしたら「最近やたら疲れやすい」「パソコン作業やオンライン業務がしんどい」と感じている人は、電磁波の影響もあるかもしれない。でもできる対策はある。もちろん、少々お金はかかるけれど。

参考になればうれしい。

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