えこひいき日記

2001年3月1日のえこひいき日記

2001.03.01

今日から3月。

子供用の図鑑はなかなか侮れない。以前からレッスンや講座でも使っている『ビジュアル博物館 骨格』という本はなかなか秀逸で、丁寧に読んでみるとあらためて「なるほど」な情報が満載である。私はアメリカにいるときにこの本を購入(ゆえに英語だった)したのだが、日本でも発売されていることを知って、即ゲットした。

『使える解剖学講座』などでは、人体の構造と、その構造を「読む」われわれの感覚の相違についてあれこれフィールドワークを重ねるのだが、何回教えていても一人一人の「読み方」の個性に驚かされる。『解剖学講座』はリピーターも多いのだが、いくらリピーターが多いといっても私ほどのリピーターはいないわけで、それでも「ひょえー」なことが毎回あるのだから、侮りがたく、おもしろい。
ただ、これらの解剖学的情報は「情報」としては既に新しいものではなく、理科の本にも、子供用の図鑑にもしっかり出ていることである。問題は、この「解剖学的身体構造」という「情報」の「読み方」だ。わかりかたがわからないから、そこに「情報」があっても、わからない、つまり「ない」のと同じなのだ。私たちは、自分でも意図しないうちに自分の身体構造をどう「読んで」いるのか、それが講座のテーマなのである。

これじゃまるで『使える解剖学講座』の宣伝みたいになってしまったが、4月の講座は定員まであと1名。興味のある方はお早めにね。

『学研の図鑑 人とからだ』(このタイトルも、取りようによっては泣かせる)も大きな写真満載でなかなかよいです。

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