えこひいき日記
2001年4月14日のえこひいき日記
2001.04.14
昨日は13日の金曜日だったが、ジェイソン君がやってくることもなく、至って平和であった。
ところで、なんでもないことのようだが、多くの人が経験しているが自分は一度もやったことがないことって、けっこうあったりする。
私の場合、そのひとつに「福袋を買う」がある。
私にとって福袋は謎の存在なのである。デパートや商店の方の苦労を裏切るようで申し訳ないが、私は個人的に、あれを「買おう」という気持ちになれないのである。だってなにが入ってるのかわかんないんだもん。なにが入っているのか判らないものに対してお金を払う、というギャンブル的買い物が私には出来ないのかもしれない。私は欲しいものが欲しいんである。
年末年始のニュース番組ではデパートでの福袋争奪戦の模様が毎年流されるし、値段の割にうんと「お徳」な品物が入っていることを知っている。その「お徳」という言葉にココロがゆらぐこともある。しかし、「まてよ、なにがお徳なんだ?」と思ってしまうのである。
だって私、いらないものは10万円するものが1円になっていたって、いらないんだもん。
具体的な「品物」が対象の買い物に関して、「こういうものが入っていたらいいな」と思いながら、入っているかどうか判らないのに買う、というのは私には出来ない。宝くじなら買うけれど(対象は現金という、ほしい品物に交換可能なものだからね)。
最近は、中身が多少わかる福袋、というのもあるみたいだけれど、例えば数点入っている福袋の中の1点だけがお目当てで、それほしさのために袋を買う、というのはあるかな、と思うんだけれども、なんとなく「ほかの数点」の存在の扱いに困る。お金を出して買うからにはかわいがってあげたいのだが、明らかに「ほしくない」ものに対してお金を払うというのがなんか気持ち悪いし、「悪人」になりきって数点の品に対して「お前たちなんて要らないのさ」とちゃんと無視する勇気も私にはないような気がするのだ。
私は福袋が買えない人だが、福袋を買う人のきもちには興味がある。なぜ買うのか、教えてくれる人は教えてくれ。