えこひいき日記

時間の感覚

2004.01.21

日々様々なことが起こり、それらに対して一つ一つ考えて、それなりのこたえが出ることもあれば保留ないし継続中の問題もある。その中にはこの「日記」に書きたいような話もあるんだが、起こる出来事の方がそれを上回る、というのが現在の状況かもしれない。はふ・・・。
そのような時間の中にいながら、「今年も始まってまだ1ヶ月も過ぎないのに、もう随分時間が経ったような気がする」ように感じられることもあれば「まだこんだけしか経っていない」と感じられることもある。前者は多分、時間の経過に対して物事の密度を感じたときに感じることで、後者は多分、物事の密度(密集度)に対して自分がそれを吸収したあるいは物事が終了したと感じる度合いなのかもしれない。時間の感覚は、継続的な感覚ではなく、いつも瞬間的なものだ。感覚の変化のペースよりもずっと、時間は一定のペースで過ぎていく。今の私は「はやい」と感じることにも「おそい」と感じることにもそれほど焦ったり、追い立てられているような感覚を持ってはいないので、「はやいよー」「おそいよー」と感じながらも、それに主導権を渡してしまうんではなく、ある程度自分のペースで動くことができる。それはラッキーなことだと思う。
しかしながら一人の人間が「生存」とか「仕事が出来る期間」という意味で所有(所有?とか保有?っていうのでもないか。予め、物体のように抱えもっているのではないから。でもなんと表現してよいのかわからんのでとりあえず、こう書いておく)時間が無制限でないことも知っている。来年で私は日本に帰って来て10年になるわけだが、その頃よりも今の方がリアルに考えるようになったことの一つに、それがあるかもしれない。私に出来る仕事は限られている。だから、すべき仕事をきちんとしなくてはならない。どれが自分が踏むべきステップなのか、その感覚を自分なりにさらに研ぎ澄まさなければならない。仕事をしながら、仕事に流されずに・・・そんなことを考えている今日この頃である。

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