えこひいき日記

2010年7月19日のえこひいき日記

2010.07.19

空にはなんとたくさんの水かあるものか・・・と思っていたら、梅雨明けした途端きっぱりとした晴れ。ものすごいくらいの夏空。幸い京都は著しい水害などはなかったようだが、全国規模では大変なことにもなっている。

そんなこんなで、17日の祇園祭・山鉾巡行の日はきっぱりと晴れた。夜店が出て賑わう宵宵山、宵山は雨で、例年に比べると少なめの人手だったようだが、その分巡行の日は凄い人出だったみたいだ。
雨のせいなのかどうなのか、私はやたら眠くて、宵山の日も早々に眠ってしまった。翌朝早く目が覚めて、ふと思い立って鉾を見に行ってみた。午前9時からの巡行に向けて鉾町の人たちはもう動き出していた。昨日までの雨よけのビニールを山鉾から外し、本番用の見送りなどの装飾品を飾り付け、ご神体を積み込む人たち。その傍らでは昨夜の喧騒の後始末の掃除をする人。静だかで淡々とた作業だが、その中に何か高鳴るものを感じる。そして熱心な観光客がカメラ片手に撮影にも来ている。夜間に山鉾を見るよりも明るい早朝の光の中でのほうが細かな部分まで撮影しやすいのだろう。なかなかの穴場である。そうかと思えば、お祭りには関係なく日課と思われるジョギングなどを熱心にこなす人たちも。関係ないようでいて、共通しているのは、それぞれに「これから始まるよ」という静かな熱気を湛えていること。
なかなか新鮮な風景であった。

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