えこひいき日記

2020年4月9日のえこひいき日記

2020.04.09

自宅に自分を隔離する時間が長くなっております。

とはいえ、個人的にこの生活スタイルは普段とそんなに変わりがあるものではない。
もともと個人事業主で、仕事はほぼほぼワンオペだし、外に遊びに行くのも好きじゃない方だから、自宅にいるのが全く苦ではない。

そうはいっても、「自宅にいなくてはならない」のと「自宅にいてもいい」のでは精神的な自由・不自由感がだいぶ違う。
クライアントさんと話をしていても、その方が「外に出られないから運動不足みたいで、気持ちが晴れない」と言っている内容が、実は「運動量の不足」によるものではなく(そんなに運動量に差はなかった)「精神的な拘束感(外に出ない方がいい意味は分かるから守ろうとは思うが、実際ちょっと辛い。でもその「つらい」がうまく認知できない)」によるものだったりしたことがある。
特にまじめに「やらなくてはならない事には、否定的な感情を抱くべきではない」と思っている人は、「正しいことだけど、つらい」がうまく思えなくて、「別の何か」のせいにしたりしやすい。
過激になると、「しんどい」と感じる自分を罰するような行動に出る人もいる。
そうした行動はストレス反応なんだな、と理解しておくと、その反応の仕方が癖になって苦しむことから少し遠ざかれると思う。

私のような基本インドア人間でも、仕事場でしていた仕事を自宅でしろ、といわれるとちょっと戸惑う。
一番の戸惑いは「自分の中の“設定”の変更」だ。
自宅は基本、自分が寛ぐ場所。自宅で書き仕事とか経理入力の一部は行うこともあるが、メインの仕事はスタジオで行うようにしている。だからスタジオでしていることを自宅で行うとなると、自分の中の“設定”…軽い人格の使い分けみたいなものが「あれ、なんか違う」という感じがし、そこにとらわれ過ぎると仕事が進まなくなる。

オンラインでのレッスンを希望された方には添付ファイルでお送りしたのだが、リモートワークを行う際の、このあたりの違和感を乗り越えるにあたっては

  • なるべく画面の大きいデバイスを使う
  • 周囲を軽く片付けておく(人は意外と目に入るもので簡単に気が散ったり、相手に本当に見えているかは別として「プライベートをさらしている」ような落ち着きのなさや恥ずかしさを感じたり、そうした動揺から必要のない連想を始めたりする)。
  • オンラインの便利さが今必要である一方で、全く同じことができるわけではない。それゆえに「違和感を感じたとしても悪いわけではない」と心づもりしておく。

と思っておくとよいのかな、と感じる。

続きはまた後日書きます。

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