えこひいき日記

2001年7月27日のえこひいき日記

2001.07.27

なんだか毎年ますます夏の暑さが厳しくなるような気がするのだが、お暑うございます。

この暑さの中、たくましく元気なのはハトたちである。今朝、ヒナたちが目をあけているのを発見。ぐらんぐらんだった首も据わり、ずいぶんと「鳥」のかたちになってきた。羽毛も生まれたてのときは「ピンクのかたまり」だったのがやがて「ひよこ色」になり、今日は灰色がかった、いわゆる「ハトらしい色」の羽毛に変化してきていた。
がんばるんだよ、こどもたち!

そんな中、人間の私は夏ばててしまった。「正しい日本の夏ばて」と呼びたいほど典型的な症状である。
10日ばかし前から食欲が落ち、寝入りが悪くなった。気分的にも鬱っぽく、疲れると簡単に悲観的になってくるので「やばいな」と思っていたら、それから4日くらいして高熱が出た。夏風邪である。私は普段の体温が低く、通常風邪をひいてもあまり熱は出ないので、これには身体がパニくった。頭痛がし、全身が筋肉痛状態になり、眠れない。思考が正常に保ちにくい。2日間ほど食事も摂れなかった。そこで夜鎮痛剤を飲んだら、集中的に4時間ほど眠ることができ、発熱は26時間ほどでおさまった。これで「夏ばて」も峠を越えたかと思いきや、やはり食欲は不振で、無理に食べても吐いてしまう(私は普段からからだに合わないと、すぐ吐いてしまう)。睡眠は比較的安定してきたが、短めである。ただ、自覚的には身体が少しだるく、アクティヴでないだけで、その他への影響はあまりなかったので、ぼちぼちやっていた。そしたら2日前、知り合いの事務所に届け物に行ったら、辿り着いたとたん、動悸がし、目の前が白っぽくなり、胸が痛くなって舌がしびれてきた。これは典型的な私の「ばてサイン」で、「発作」の前兆である(私は循環器系が強くない)。自分の体調の「具合の悪さ」にはなれているし(小学生の頃は、週に一回点滴と注射を受けなくては通学できないほど虚弱だった)、経験データもあるので、このくらいでは苦しいだけでなんともないことは知っているが、物理的にはしばらく動けなくなるし、「具合の悪い人間」を見慣れていない人を驚かせてしまうし、気を使い合ってお互い気まずくなったりもするし、申し訳ないことだ。
相変わらず一日1食くらいしかまともに食事が取れないが、ご飯はおいしく感じるし、仕事も遊びもそこそこ出来るので、電解質の水分(いわゆるスポーツドリンクなど)を意識的に摂って、自分の体調と夏の推移を見守るしかない。

出張で数日地方で仕事をしたり、3日間くらいのワークショップを行うと、私は3キロくらい体重が減ることがある。物理的な忙しさと、気持ちの張り詰めから、知らず知らず食事量も少なくなっている面もあるが、やはり消費量の方が大きいのだろう。普段の個人レッスンとは全く違うエネルギーの使い方をするから。
今回は食欲が落ちていて、カロリーの摂取量は落ちているのだが、意識的に消耗をミニマムにしているせいか、体重の減少は少ないみたい。
ほっとするような、がっかりするような。

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