えこひいき日記

2001年7月29日のえこひいき日記

2001.07.29

2日前からハトのヒナは目が見えるようになり、ずいぶんと姿かたちも動作も鳥らしくなった。まだ足は立たないのでプランターの中をずりずりと「はいはい」している状態だが、とっても元気でよろしい。私がプランターの植物に水をやり、ついでに枯葉を取ろうとすると、ヒナの1匹はこちらをつついてこようとする。もう1羽はぼーっとみている。すでに性格の違いが現れ始めたのでしょうか。元気でよろしい。

クライアントの中にも、ハトのヒナなど見るのは初めての人が多く、よろこばれている。喜んでいただけるのはうれしいものだ。

ところでここ数日は、夜になると世界水泳の模様をテレビで見るというのが日課と化していた。注目はイアン・ソープ。彼のフォームの安定性は「ばけもの(驚異)」というほかない。目には素直に映るきれいなフォームだが、あれを確実に行うのはとても大変なのだ。だからこそ私はその「奇跡」を楽しみたいと思う。おこるべき「奇跡」は「あたりまえ」におこる。きれいなものを見るのは単純に楽しい。イアン・ソープが出てくる競技の実況はうるさいので(あれはあれで、おもしろいんだけどね)、音声を消してみるか、あるいは意図的に実況を「聞かずに」見る。

レベルが全く違う話だが、私は3ヶ月ほどだけ、水泳を習ったことがある。日本に帰ってきてまもなくの頃、スキューバ・ダイビングばかりやっていたせいで水泳の手の動きを忘れてしまった私は(ダイビングでは、かえって水の抵抗になるので手は使わない)、生涯ではじめて水泳を習ってみた。それまでは辛うじて泳げたがほとんど我流であった。
午前中のカルチャースクールのプールは、おばさまたちでいっぱいで、なかなか不思議な世界であった。そこでクロールと背泳を習ったのだが、コーチの丁寧な指導とおばさまたちのおかげで、自分の中の水泳に関する誤解に気がつくことができた。息継ぎや、手と足の動きを両立させる際に陥りがちなこと、全体の姿勢を保つことなど、「そうか、そうだったのか」ということがさまざまあった。私はとても「沈みやすい体質」なのでそれを利用し、水底から水面で暴れる(失礼!)おばさまたちの様子を観察したりもした。私とおばさまの差はたいしたものではなく、小さい微妙なことなのだが、それが違うのと違わないのとでは、結果が全く違ってしまう。水泳は特にそれが大きく現れやすいもののようだ。
そのときの体験は仕事にも役立ち、水泳をしているクライアントにアドバイスしてタイムがいきなり2秒以上早くなったなどということもあった。自分自身の記録ではないが、そういう報告を聞くと、やはりうれしかったりした。

もう少し続けていると私ももうちょっと上手になったかもしれないのだが、あれ以降、あまり水泳をしていない。でも世界水泳なんぞ見ていると(夏だし)「なりきりモード」で自分も気持ちよう泳げてしまいそうな気がするので、ふしぎ(というか、げんきんなのかな)。

それより、ダイビングいきたいなあ。もう4年位も潜っていないよう。

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