えこひいき日記

2002年12月29日のえこひいき日記

2002.12.29

昨日を持って、本年のクライアント業務は終了。新年は5日からである。
レッスンは終わりだが、その他の作業は引き続き残っているので、次のレッスン開始までそれにかかることになる。しかし年が新たまるにあたって大掃除をいいかげんにしておくのも嫌なので、今日は午前中、気合を入れて床拭きなど行った。家具をどけて拭き掃除を行うのは、このくらいの機会しかないかもしれないもの。

ところで27日は早朝から日帰りで東京であった。人に会う用事をほぼ東京駅周辺に集中させ、次々にお会いしては午後9時前の新幹線で帰ってきたのだ。当然の事ながら、行きと帰りの新幹線の中ではほぼ爆睡であった。
ところで東京駅周辺を待ち合わせにさせていただいたのには、下心がある。一つは、東京ステーションホテルに行ってみたかった事。もう一つは、最近オープンした丸の内ビルを見たかったこと。もう一つは、ステーション・ギャラリーで行われている『有本利夫展』を観たかったからである。
ステーション・ホテルは内田百閒や川端康成が愛したホテルとして有名である。その頃の面影がどのくらい残されているのかは、私にはわからないが、レトロでこじんまりとしていて、駅という常に人の出入りが多くあわただしいエリアにありながらちょっとスロウな感じで、面白かった。ホテルの中の2箇所のティールームでそれぞれ別々に人に会ったのだが、ケーキセットのモンブランもおいしくて、満足した。
ホテルの隣にあるギャラリーも、幾つかの展示室の中にレンガの壁を擁した部屋があって、それが有本氏の絵の雰囲気とよく会っているような気がして、よかった。そこのティールームでもお茶を飲んで、トリュフ・チョコレートを食べた。
丸の内ビルは、それはそれで見ごたえがあったが、いかんせん人が多く、エスカレーターに乗るにもエレベーターに乗るにも列をなさなくてはならないというのはちょっとすごかった。日が暮れ始めると、ちょうどそのすぐ近くで「ミレナリオ」という電飾を使ったイベントを開催中なので、さらに人が増える。飲食店も、基本的にちょっとお高め路線。その割りにウエイターの動作が(不慣れなのか何なのか)落ち着きがないことが多く、店内デザインと価格にマッチしたサービスが行われている感じが薄い店もあった。地下の食料品店で新幹線に乗る前にお弁当やおやつなどを物色する楽しみはあるので、そこには立ち寄るかもしれないが、丸ビルに喜々として「いきたい!」と思うことはもうないかもしれないな・・などと個人的には思った。そこにも私の憩いの場「ザ・コンラン・ショップ」は入っているのだが、新宿店の方がインテリアを見るうえでの充実度は高い(新宿の方は、ビルが丸ごとインテリアや建築デザイン関係の店舗だからね)。

さて、年明けがあけたらまたがんばるぞー。
それでは皆様よいお年をお迎えくださいませ。

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