えこひいき日記
2007年5月15日のえこひいき日記
2007.05.15
本屋さんから森見登美彦氏の『新釈・走れメロス』と『きつねのはなし』が届き、つい夜中にぞれぞれ一編づつを読んでしまった。『新釈・走れメロス』の中の「山月記」なんて大好物である。だいたい、収録されている話の「もとの話」がみんな私の好きな作品なのである。でもそれだけじゃなくて、ほんとイイ。場所がみんな京都なのもイイ。(でも、彼の文章の中の「京都」は、「京都」であって京都ではない。異界である。)テーブル叩いて爆笑しながら読んでしまった。『きつねのはなし』の「きつねのはなし」も予想に違わず、こわーい話であった。いかん。今週は自分の原稿も書かねばならんのに。
でもやはり読書はよいなあ。