えこひいき日記

2019年2月15日のえこひいき日記

2019.02.15

3年ほど前「アーユルヴェーディック・ヨーガ・セラピー」の指導者養成コースを受講した。4年前に受けた手術の影響で出た不調からの回復に、アーユルヴェーダの知恵がとても役に立ったので、もう少し学んでみたいと思ったことがきっかけだった。
去年はアーユルヴェーダ関係ではマルマ(東洋医学で言う「ツボ」のような身体のスポット。「チャクラ」より古い概念)に関することを学び始め、自然なプロダクトで人間と、人間と共に暮らす動物の健康や住環境を整える勉強会に参加し、また「アニマル・セラピー」に関する講習も受けた。

特に、動物と人間の住環境について考える勉強会で得た情報や試したことは衝撃的で、それに基づいて随分住まいや事務所の設え(しつらえ)を変えた。
それが結構変化を生んでいるように思うので、少し紹介しておこうと思う。

静電気対策と電磁波対策

冬場の乾燥する時期に、金属に触れたるするとビリっとするアレが「静電気」なのだが、ビリっの不快感が静電気の問題ではない。
静電気の真の問題点は「帯電しやすい環境には埃が集まりやすくなり、その埃に花粉やウィルス等が付着しやすくなり…」というかたちで刺激の原因物質を住環境に定着させてしまうこと。
電磁波は静電気よりさらに自覚が持ちにくいものだが、敏感な人は「冷え感」としてその影響を感じることがある。
(例えば、ホットカーペットなどを使用しても「熱は感じるが温まる感じはしない」といったギャップ感を感じたことがある人は、比較的敏感な体質かもしれない。うちでは以前から「電磁波カット」のホットカーペットを使用するなど、それなりに気を使ってきたつもりだったのだが、ここにきてそのカット率は十分ではないという事実に遭遇!)

有害物質の排除

最初から「有害」と分かっている物質をわざわざ身近に置いたり使ったりする人はいないと思うが、問題は「短期的には問題はないが、長期的にみると…」というもの。
また「ちょっと怪しいけど、このくらい大丈夫だろう」みたいなもののみならず、「有害物質の排除」「除菌」をうたうものの中にも、使い方を誤ったり過度に使ったりすると「短期的には問題はないが、長期的に見ると…」になるものがある。「環境にやさしい」「エコ」をうたうものの中にも、そのタイトルの割にその効果はないものもあり、なかなか悩ましい。そうしたものを吟味し、セレクト。

対策

① 帯電しやすい素材の排除・電磁波シールドにもなる天然素材に入れ替える

化学繊維のカーペットは摩擦によって静電気発生源となるので撤廃。ホットカーペットに敷くカバーも天然素材に(電磁波の影響を和らげるキャンセラーになる)。
どうしてもそれができなかったところに関しては、カーペットとカバーの間に天然繊維を噛ませることに。
パソコンや、電気配線の周りにも石板や木材などを配備。特にイチョウの木は、成長が遅く年輪が細かいので木材に豊富なミネラルが含まれており、優秀なキャンセラーになるという。
身に着ける衣類も、肌着はすべて天然素材に(シルク、コットン、麻)。
結果、明らかに静電気は起きなくなった!また冬になると起こっていた喉の不調もなし!(毎年エキナセアとプロポリスののどスプレーを使っていたが、いらなかった)
発熱素材の肌着を使用しなくても、冷えないこともわかった。
ひょっとしたら「冷え性」と思っている人の何割かはこうしたものの影響で「体内の滞り」を起こしているのかも、とすら、結果を得て振り返る次第。
あと、電化製品を電源に差し込むときに差込口のかたちをよく見て差し込むようにした。よく見ると、差し込む金具は左右で大きさが違う。それを差込口と合わせるだけで電気的な抵抗が減り、
消費電力も減るという(実際、ちょっと減った)。いわゆる「ブレーカーが落ちる」事態も減ったと思う。

② 洗剤の変更

自宅・事務所で使用する布製品の洗剤を「竹の洗い水」に変更。
アーユルヴェーダのセルフアビヤンガ(太白ごま油を用いたセルフメンテナンス)を行っているので、油のついた布製品も洗濯するのだが、問題なく洗えた!そして柔軟剤なしでも柔らか!
その他の掃除用スプレーも「リスレ」「アイン・クリーナー」「リバイブ」に変更。
シンプルにすっきりする印象。

③ 人工香料の排除

スプレー式・置き型の除菌剤入り消臭剤、芳香剤を排除。消臭と掃除は「アイン・クリーナー」やスチームクリーナー、オーガニックのアロマオイルを使用することに。
比べてみると、鼻の粘膜に感じる刺激が違う。香りは感じても、刺激は感じない。

④ 「キャンセラー」の導入

空気中の刺激物質・有害物質の緩和に。うちの猫が業者のエアコン掃除用薬剤で中毒を起こしたときの解毒に役立った「リスレ」が大活躍!
100倍に薄めたものを加湿器の水として使用しているが「アレルギーで鼻が詰まっていたのに、この部屋に入ると通る!」とか「なんか気持ちがいい」と言っていただくことが増えた。
自宅では、ごわっと気味だった猫の毛がふわふわになるという変化も。

また、住環境のこととは違うが、こういう「実験」も進めている。

スパイスの活用

アーユルヴェーダの知恵であり、東洋医学的には「薬膳」に通じるもの。一般的な薬のように「体調が悪くなってから」使用するというよりも、「自分の日常を整えるため」に使う感じ。
この冬は、アーユルヴェーダでよく使う「トゥリカテゥ」(「3つの辛味」という意味。黒コショウ・ショウガ・ヒハツのブレンドスパイス)にさらにほかのスパイスを加え、日常の料理に使いやすくしてみた。冬の始まる前、10月くらいから使用開始。
また血管の健康・血行に働くシナモンを、甘くない料理にも使えるようにアレンジ。
結果、この冬は「冷え」を感じにくい。以前だったら「足に貼るカイロ」が欲しい…と思っていただろうシチュエーションでも、そういうものを使用しなくなった。足湯たんぽも以前は使っていたが、今年は使用していない。それどころか、自宅では裸足にレッグウォーマー(足首はあたたかくするのだ!)という格好で事務作業ができるようになった。
またシナモン入りスパイスも、マラソンなど持久力を必要とするスポーツを行う人にお勧めしたところ、好評。

参考になるようならうれしい。

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