えこひいき日記

2001年8月13日のえこひいき日記

2001.08.13

8月の『使える解剖学講座』も終わり、ほっと一息といったところ。考えてみればこの11日間はノンストップで仕事をしていた(クライアントの来ない日を作れなかった)こともあり、いささか疲れた。

「自営業」というワーキングスタイルをとっていると、仕事にまつわるさまざまな作業は「ネバーエンド」になりやすい。掃除や片付けもの、書類の整理と分類、パソコン関係の入力作業、さまざまな連絡ごと、打ち合わせ、そして本業であるレッスン、その記録書き、原稿書き等々。
中でも最もエネルギーを消費し、事実上日々の仕事の中心になっているのは「スタジオK」での個人レッスンやセッションである。ひとひとりにひとりずつ向かい合うというのは、ものすごく消耗する作業で、日本に帰ってきて仕事を始めたばかりに頃は毎日9時くらいに倒れこむようになって寝ていた。完全に「バッテリー切れ」という感じの寝方であった。それに比べれば、講座の後に個人レッスンを教えたりしている今日この頃というのは、我ながらタフになったもんだと思う。しかし、ひとひとりに向かい合うことの「こわさ」のようなものは年々リアルさを増してきているような気がするのだ。とても「こわい」けれど、私はこの仕事に対してもうしばらく、繊細にかつタフに向かい合っていきたいと思っている。
ここ3年くらいはその作業を最優先に出来るよう、地方での仕事や講演などの仕事を選ぶようにしてきた。しかしここにきて更なる分業が必要と感じ、「クライアントをみる日」と「クライアントには会わないけれど、書き仕事に専念する日」を分ける試みをしている。
私は思考が器用ではないので、「レッスンの合間にさくさくっと別の文章書き」などというマネが出来ないことがわかってきた。人に会っているときの「話し言葉」と記録を書くときの「書き言葉」、そして書き言葉だけで物を表現しなくてはならない場合(原稿とかね)の「書き言葉」は私にとって思考の回線がちょっと違う(らしい)。だから、「書き仕事に専念の日」にはお茶をがぶがぶ飲んで、たらたらしながら、パソコンに立ち向かうのである。しかしなかなかその日が作れない。時間を作っても書けなくて「もう原稿なんてやだー」と叫ぶ日もあるのだが、書く時間がとれないと、それはそれで困ったりする自分が居る。
ちなみに、私にとって「英語」と「日本語」も脳内の収容場所が全く違うので、日本語でしゃべっているときに英語のキャッチホンが入ったりすると(逆もしかり)言語野がフリーズしてしまう。わたし、英語きらいなのである。

プライベートと仕事とを区別するというのも、私なりの「時間の尊重の仕方」で、お茶やケーキならともかく、ご飯食べながらする「打ち合わせ」なんて大嫌いだし、基本的に「仕事で」ご飯は食べない。私と関わってくれている人たちの中には、お友達であり仕事の関係者であるという人たちもあるが、ご飯を食べるのはON/OFFの使い分けが出来て、関係性に混乱をきたさないという人たちに限られる。もし友人としての関係が先なら、一緒に仕事をするようなことになったときには慎重に考え、友人としての関係を優先して考えることが基本的だし、仕事を通して知り合った人に関しては仕事における関係性が基本的に優先である。

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