えこひいき日記

2003年1月3日のえこひいき日記

2003.01.03

新年明けましておめでとうございます。未年です。
お年賀を郵送やメールで下さった皆様には、心から御礼申し上げるとともに、今年のご多幸をお祈り申し上げます。そして、今年もお年賀を失礼してしまい、申し訳ありません。別に不幸があったわけではなく、ただの怠慢でございます。

ところで、新年早々、私の「息子」が結婚するそうだというニュースが飛び込んできた。
「息子」といっても、私の実子ではない。血縁的には10歳年下の「いとこ」である。私の母の妹の息子である。私の母とその妹は結婚後もわりと行き来があり、そのせいか、特におばの子供たちは私の母も「ママ」と呼ぶような付き合いが続いてきたのだ。私と彼らもほとんど「きょうだい」のような感じで実際は遊んできたし、実家の近所の方の中には本当に「姉弟」だと思っていた方もいたらしい。「きょうだいみたい」といいながら、それでなんで「息子」なのかというと、ややこしいのだが、彼らにとって私は「3人目の母」的存在でもあるらしいのだ(彼らの実母が「一人目」、私の母が「二人目」、そして私なのだ)。私のほうから積極的に10歳と13歳年下のいとこたちを「息子よ!娘よ!」と思い始めたわけではないような気がするんだが、まあ彼らにしてみれば、10歳以上も歳の離れた「姉的」存在の「いとこ」は「小さい母」でもあるようなのだ。母の日に、「小さいお母さんへ」というカードを添えて本を送られたことがあった。自分はまだ結婚も、出産も体験していない20代前半くらいのときに「母」と呼ばれたことはちょっと意外な気分でもあったが、でも率直に嬉しかったのを覚えている。

そして「息子」の結婚話を聞いたときに、私の胸に去来したものは「小さいお母さん」の感情であった。いとこたち2人が私に内緒で、そっと私の欲しかった本を母の日に贈ってくれたときのことが思い出され、思わずぼろぼろと泣いてしまった。嬉しかったのである。「結婚」するから「一人前」とか、そんなかたくるしいことを思っているわけではない。私自身は「結婚」にあんまり魅力を感じていない方である。でも、私はそこになにか「しあわせになろう」という前向きなものを感じたので、それが嬉しかったのである。もう気分は完全に「ハナムコのハハ」である。結婚式とか、そういうものをするのかどうかも私は知らんが、何かわーいと盛大に祝福してあげたいと思う。
結婚もしていないのにいうのもなんだが、結婚って生活をつくることだと思うし、すごくエネルギーが要ると思う。全面的にハッピーでラッキーなことばかりではないだろうが、なるべくしあわせで、楽しくあって欲しいと、心から願っているのである。

カテゴリー

月別アーカイブ