えこひいき日記
2003年4月12日のえこひいき日記
2003.04.12
この「えこひいき日記」のコーナーは、意外と読んでいただいている方が多いらしい。特に、久しくレッスンにいらしていなかった方がレッスンに来たときに「いつも楽しみに読んでいます」とか「こんなこと、書いてましたよね」などと感想を言ってくれたりすることが多い。あるいは『スタジオKからのお知らせ』という不定期のお知らせメールの返信に「楽しみにしてます」などと書いてくださる方もいる。やはりそれは嬉しい。
当然といえば当然なのだが、ウェブページを通して書いたことや、紙に印刷されて発売されたもの(本)によって「何が伝わったのか」は、その作者には返ってこないことの方が多い。「そういうもの」と承知して(諦めて?)こちらも出しているところがある。
それに、もともと私がホームページなどというものを作った業務的動機は、ぶっちゃけ、「電話の問い合わせへの対応時間を減らしたかったから」である。私は予約を伺って人にお会いする「個人レッスン」を仕事の中心にしているので、できるだけ自分の集中力とか、体力とか、時間というものをそれに優先したいという動機からである。お問い合わせはありがたいのだが、レッスン中は電話に出られないし、そういうのって、問い合わせをくれた方にもストレスかもしれんし、いつでも好きなときに基本的な業務内容(レッスン料金とか、予約のこととか)をご覧いただけるネットの方が、お互いストレスが減る。掲示板のように、いつでも都合のよいときに見てもらえるものがあればよいか、と思ったのだ。
そのように「当面変わらない内容」(料金、時間等々)と同時に、この「えこひいき日記」のように割と頻繁に更新されるコーナーもある。「変わらない」ところと「変わっていく」ところが同居しているのわけである。(そういうミックス体制は、活字出版には出来ないことだよね)遠くにいる方でもホームページなら見てもらえるし、ささやかながらこの「日記」を読んで、「そうかそうか」とか「わー」とか、思ってもらえるなら嬉しいことである。
しかし一方で、痛し痒しの問題として「いつもネットで観ているから、ずっとレッスンに来ているような気分になる」というクライアントともいて、それはちとコマル。会って、レッスンでしか伝えられないこともあるからね。「気分」だけそうならず、まあ適宜レッスンにも来てみて下さいな。