えこひいき日記

2003年6月22日のえこひいき日記

2003.06.22

今日は次の原稿や資料整理などのかたわら、ゆっくりキッチンの片付けなどとともに料理をした。うちのキッチンは狭いので、狭いながらもより使い勝手をよくするにはそれなりの工夫が必要なのだ。これまでにも皿の置き場所を大きさや使う頻度に応じて変えてみたり、鍋の収納場所を変えたり、小ぶりに改革してみたりしていたが、今回は配膳スペースを作り出せるものかどうか、やってみた。このスペースを作ると、キッチンのコンロ前はほとんどコックピットのような状況になるのだが、これでやってみて今後どうなるか・・。

私は緊張状態に置かれると食べなくなるほうなので、普段、クライアント仕事が詰まっているときなどは昼食をとらないことも少なくない。で、リラックス気分になったときにがばっと食べたりするので、このまま放置すると太るなあ・・・と少々危機感を持っているのだが、それはさておき。それで昼食をとらなかったり、定期的に食事をとらないでどうするかというと、お腹がすいてばてたりしても困るので、合間を見てサンドイッチとか、おにぎりとか、お弁当など、「何かを胃に入れておく」ことはする。この「何か胃に入れておく」行為を「食事」と呼べるかというと、呼べなくもないがそう呼ぶのは個人的にはばかられる気がする。文化的な意味で「食事」というのとは、ちょっと違う感じがするのだ。それでももちろん生きてはいけるけれども、ときどき「文化的な意味でも食事がしたい」と、生理的な食欲とは別の飢餓感に襲われることはある。
わざわざ料理をしたくなるのはそういうときだと思う。私は別に特別手際がよいほうではないし、包丁使いだっていいかげんなんだが、料理をするのは嫌いではない。料理することを楽しいと思える時間をもてるのはよい気分だ。
最近割りと気に入って作っているのは、「鶏肉のレモングラス風味」と「パプリカのマリネ」である。あと豆腐のサラダや、パスタ用のトマトソースなども作った。
「鶏肉の・・」は、もともと牛肉で作るレシピを料理本で見たのだが、私は鶏肉で作る方が気に入ってしまった。ナンプラーにおろしにんにく、たかの爪とレモングラスを入れて、そこに鶏肉を漬けておく。次の日ぐらいに鶏肉をほうれん草など、すこし青みの強いしゃきしゃきした野菜と炒めて、出来上がりである。一度水菜でやってみたが、水菜ではナンプラーの風味に負けてしまうようだ。空芯菜やほうれん草が合う。
「マリネ」は、カラーピーマンをオーブンか網で焼いて、焼けたら水にとって皮を剥き、種を除いて適当に切る。そこにオリーブオイルと赤ワインビネガー、アンチョビのペースト、ケッパーの刻んだものなどを混ぜて、味がなじむまで冷蔵庫に入れておく。それだけの料理だ。カラーピーマンは、普通のピーマンよりもフルーティな風味があって、こうしたマリネに使うととてもおいしい。

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