えこひいき日記

2003年9月24日のえこひいき日記

2003.09.24

涼しくなって、暑さに夜寝苦しさがなくなったせいか、睡眠に充実感が出てきた。しかしそれでは足りずに、最近やたら眠いのであります。眠るのが楽しい。今日もけだるく雨でありますが、しかし仕事はしており、こういう日記もクライアントの合間に書いているのである。

先日、事務所に害虫駆除の殺虫剤(部屋を締め切って、煙もくもくになるやつね)を使用するため、観葉植物の一時退避を行った。こういうことをやってみるとよくわかるのだが、うちの事務所は植物が多い。人が帰った夜に延々と鉢植えの引越しと、OA機器やガスもれ警報装置や火災探知機のカバーリングをしたり、空気清浄機のスイッチを切って回ったりするのはなんか妙な気分である。事務所には2メーターになる「ジャックと豆の木」もあるのだが、これはさすがにベランダに出すなどできず、朝までビニール袋をかぶっていてもらった。
こういう作業をやるときにいつも頭に過ぎるのは、「もしもカバーが甘くて、火災警報器が作動したらどうしよう」などということである。私は「最悪の事態」から順番に軽い方向に物事を想像する癖がある。とりあえず、現実的に起こりうる「最悪の事態」といえば、これであろう。そしてその事態を避けるために現実的に何ができるのかを考えるのだ。心配するのではなく、ね。こういうことは、わりとよくある初歩的なミス(?)らしいのだが、留守中を利用して害虫駆除剤を使ったら、ガス探知機や警報装置が作動してしまい、マンションが大騒ぎになった・・・という逸話を聞いたことがある。そんなことになったら夜中に大迷惑じゃ!と思うので、カバーし忘れている報知機などないか確かめ、駆除薬剤の噴射方向などを確かめ、事務所を後にした。
おかげ様で火災報知機もガス漏れ警報装置も作動せず、無事に朝を迎えたのである。

話は変わるが、昨日はつい記録を書く手を完全に止めて、テレビで放送していた『ピンポン』という映画を見てしまった。すごく上手にできている映画だ。馬鹿馬鹿しさとシリアスさの加減もよいし、音楽の入れ方も楽しい。若い俳優さんたちも皆魅力的で、特に俳優としての窪塚洋介さんはよいなあ、と思ってしまった。タレントやモデルをしても魅力のレベルがそれほど違わない方も少なくないが、彼は俳優としてのほうが圧倒的によい。

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