えこひいき日記

2011年12月28日のえこひいき日記

2011.12.28

いつもより早い時期に風邪をひいてしまった。
予定して風邪をひくわけではないが、例年のパターンからいうと、年内の仕事が終わってから風を引くことが多い。でも今回は年内の仕事中に風邪をひいてしまった。
「風邪をひく瞬間」って、変な感じだ。けっこう突然なのだ。とはいえ、妙に明確に、きっかけがある。今回の場合、すごく頭を悩ませていたことがひょんなことから消滅し、一気に気が緩んだタイミングだった。「風邪をひく」って、2時間ドラマのサスペンスでいうと、探偵的役割の人が何かに夢中になっているさなかに後ろに忍び寄り人影、振り向いて「あ、お前は!」などといいつつCMまたは暗転にて場面転換、みたいな感じがする。どうにも「しまった!」感がある。
とはいえ、取り返しの付かない大失態というわけでも、人類初の不幸というわけでもないので、ただ淡々と対処するより他ないのである。

今年の風邪はいつもと症状が違った。寒くて、からだが痛くなったり頭痛がしたりするのだが、発熱はなし。喉は痛いが、さして咳は出ず。いつもならだるくてぐったりと眠れるのだが、だるいくせに眠れない。なんだこれ、と思いつつ、なんとなく症状が治まってきたタイミングで医者に行ってみた。体温や血圧を測ると、ものすごく低かった。「ウィルスにもいろいろなのがあるますから、風邪なんでしょうけど」と前置きしつつ「弱ってますね」と言われ、いわゆる風邪薬ではなく典型的に体力回復を促す薬を処方された。
おかげさまで今は元気である。「冬にしては穏やか」といわれていた時期に私は個人的ツンドラ地帯にいたので、「この冬一番の寒波到来」と言われたころにはむしろ「あたたかーい」と思えていたのであった。

そんなせいか、今年の仕事納めはなんだか気分が違う。いつもなら、仕事納めの日には結構ゴールに倒れこむような感じ、それに事務所の残務仕事や実家の手伝いやらがあって、疲労からイライラしたりもする。
今年だって残務やら手伝いやらはあるのである。でもいつもよりイラつかない。ひとえに風邪を引いていないからだ。すげえ、風邪。えらいな、体調。

でも体調のことだけでもない。最近ことさらに「しなくてはならない」という意識を見直すようにしてみたこともあると思う。
「しなくてはならない」と思っていることって、本当に「すべきこと」「必要なこと」なのだろうか、と考えてみると、「しなくては」の中には意外と「しておいたほうがいい」というのが混ざっていて、何故しておいたほうがいいかを問い直してみると、防御的理由(「××にならないように(○○しておく、あるいはしないでおく)」が主体のものが混ざっていて、しかも「今・その方法」で防御しきれるものでもない、ということが判明してきたりする。ただ、防御的意識に応える何らかの行動をしておくことで、何かが出来たような擬似的な安心感を得る(得たい)だけなのである。
そういう行為の全てが無駄だとは思わない。でも多すぎると問題だ。
所詮、幻だからね。
そんなふうにしてみると、自分が何をしたいのか、なにが自分にとって幸福なのかが見えやすくなるような気がする。少しだけど。
当たり前だけれども、「余計なものがない」ほうが「本質的なこと」がみえやすくなるんだよね。だけど「余計なもの」は「必要なもの」のふりをして目の前をふさぐ。いや、「もの」が偽り装っているわけではなくて、あくまで自分の意識がそういうふうに「もの」をみているのである。
先入観を持たない。
本質をみすえる。
言葉には既にたくさんされていることだけれども、それが実感、実行できなくては意味はない。

ところで来年は辰年。「辰」のシンボル動物は「龍」なのだが、「辰」の示す意味は「振動」「胎動」なのだそうだ。
「振動」などというと今年起こった大きな災害を連想してしまいそうにもなるが、そっちじゃなくて、何かがいよいよ動き出す兆しに希望を馳せたい。

皆様、よいお年を!

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