えこひいき日記
2017年10月11日のえこひいき日記
2017.10.11
10月なのに、なんという暑さだろう。でもそれも今日いっぱいで一区切りだという。そうあってほしい。太陽の高さは秋なのに降り注ぐ熱量が夏並みだと、なんだか光線が皮膚の下まで入ってくるような心地がするんだもん。
一区切りと言えば、今年の「2日がかりのワークショップ・シリーズ」は先日で終了。
「「禍」→「福」ワーク」や「疲労と活力」のワークショップのことだが、なんだか実施するたびに不思議な手ごたえとやりがいを感じて、自分でも不思議な気分だ。
普段個人レッスンで使用している事務所を、小規模とはいえワークショップを行う仕様にするには、そこそこ設えを変えたりするわけで、そうした準備のために夜仕事が終わった後に物を動かしたり掃除をしたりしなくちゃいけないし、テキスト書いて、より講座の内容を生活に取り入れやすいようにちょっとしたおすすめの「おやつ」を用意したりなど、このワークショップを行うといつもより作業が増えるんだが(数年前はこうしたことが壮絶に「めんどくさかった」気がする)、不思議なことに「しんどさ」より「おもしろさ」の方がある。
とはいえ、先日の「疲労と活力ワーク」で紹介したように(知らないうちに疲労をためやすい「ひとりブラック企業」的になれる考え方)、感覚的な満足感を優先して自分の現実的な疲労に目をつぶってこんな風に言っているわけではない。疲れるもんは疲れる。ワークの翌日に美容室で髪を切ってもらったのだが、いつも以上に爆睡しちゃったしね。
でも自分で言うのもなんだが、数年前よりの「疲労の認知」と「対処」スキルが上がっているんだと思う。疲労をできるだけ早く認めて、早く解消できるように、自分をヘルプする。自分用のヘルプの方法をいろいろ知って、表現が奇妙かもしれないけれど「自分自身とともに生きる」生活リズムを見出す。そういうことが自分なりに身についてきたんだなあ、と思う。自分に様々な「都合」を押し付けて価値づけするだけじゃなくて。
そしてまたワークショップを続けていく中で、リピータの方々から1年ほどの時間が流れてからの変化をうかがえたのも面白かった。その人の中でこんなにも活かしてもらえていることをうかがえたことは、本当にうれしい。
その他にもワーク後の個人レッスンで「その後のこと」を聞かせてもらうことも増えてきたのだが、そこでうかがうことは普段の個人レッスンだけではわからなかったことも多くて、「ワークショップ」というものをやってみた意義を感じられてうれしい。
仕事して喜べるって、うれしいなあ。
ありがたや。
2日間という貴重な時間をこのワークに参加するために作ってくださった参加者の方々に感謝する。どうかワークショップで「できた」ことや「かんじた」ことがその場限りの偶然などではなく、自分自身に常に「できる」ことだという信頼感を、増やしてくださいますように。