えこひいき日記
2018年7月29日のえこひいき日記
2018.07.29
先月の地震、そのあとの降り続いた大雨、さらに猛暑、そして台風…なんともすさまじい。
先日参加した「犬や猫を自然な素材でケアするための勉強会」のメモをようやく整理した。プロダクトを開発された薬剤師さんを囲んでの勉強会での情報量はなかなかのもので、とにかく気になることはノート数ページにメモりまくってきたのだが、見返して整理するにも体力が必要で、数日置いてようやく取り掛かるとこができた。
人間と生活を共にしている動物たちは、当然ながら人間との住環境に大きな影響を受ける。体格の違いなどもあり、人間には早々には影響が出ないことでも、犬や猫には反応が出ていることがある。しかも人間の目にはその異常の原因が「それ」にあるとは気づかれず、病気になってから症状に対処する治療を行わざるを得ない(原因を取り除いたり軽減するよりも)ということも多い。
病気になるのは犬や猫の方が早いにしても、人間にとっても同じ影響は出ている。身近で、でも「これくらいのことで」とねじ伏せて、やんわり見ないことにしている症状の原因が「それ」にあるかもしれない可能性に向き合うのは、なかなか根性がいるし、見るのが怖い思いもある。
環境の中に潜む「それ」…例えば電磁波。例えば経皮毒。気化した有害物質の影響等。
そうしたものが「からだに悪い」ことは、ある程度健康に興味のある人なら聞いたことがあると思う。でも、テレビや雑誌からの情報ではなく、面と向かっていろんな例を取り上げながら話を聞いてみると「やばさ」の伝わり方が違う。気が遠くなりそうになる。生き物として健全に生きていく環境を整えるのに必要だろう努力の高に。
気軽に手に入るあれやこれやを使えない不便。必要なものを手に入れたり見つけ出したりするための根気。
この「気が遠くなりそう」な感じは、少し角度が変わると「かたくなさ」や「他者に対する怒り」に変わりやすい。
ごりごりの理想主義者がたやすく排他主義者にもなるように。
そっちにいっちゃうと本末転倒。
目的は、犬や猫たちと人間がともに幸せに、一緒に暮らしたり生きたりすることなのだから。
完全なる実現には気が遠くなりそうになったとしても、まずできることから、自分に必要なことから、現実的に、楽しみながら…というスタンスを忘れずにやってみたいと思っている。
幸い、講師の薬剤師の先生もそうしたスタンスの方で、とても安心感があった。
だって、ごりごりの理想主義者って、いくら「いいこと」言ってても怖いじゃん。自分に同化しない人間をどこかで見下しているの、みえみえだし。
勉強会から帰って早速いくつかのことを試してみた。
まずは簡単な電磁波や、身体に静電気がたまることの軽減など。感覚的に変化が大きかったのは、ノートパソコンの下にマテラ石を置いてみた。マテラに限らないが、木とか、石とか、あるいはコットンや絹など、天然の素材を身近に置くことは電磁波の影響を和らげるという。で、マテラ石を置いてみた途端、うっすらあった頭痛と目がしょぼしょぼするのが楽になった。この症状は天候不順のせいだと思っていたのだが、そうでもなかったらしい。
夏場でもあるし、ひんやりした石の感触も心地よい。マテラ石は石なのだが、どこか柔らかさもあるし。
とっても気持ちよかったので、事務所では自分のデスクのほかにカウンターにもマテラ石板を置いて、来てくださった方が触れられるようにしている。是非何気に触ってみていただきたい。
あと、自宅も事務所も洗剤やら消臭剤やらのかなりを入れ替えた。
また、慢性的な痛みを持つクライアントさんに勉強会でよかったものを勧めてみたところ、良い感触が得られた。自分がいいと思ったものでも変なセールスはしたくないが、納得したうえで自分に合った使い方を見つけてもらえるのは嬉しい。
うれしいことだけではなく、試練も早速あった。
それはうちの猫の片目の瞳孔が開きっぱなしになっているのを発見したこと。すぐに病院に。こうした症状が出た場合、考えられるのは腎臓疾患や糖尿病の影響、あるいは脳の異常。腫瘍とか。だが検査の結果、どれでもなかった。ただ、血圧だけが高かったので薬を処方された。投薬以外に何か気を付けるべきことがあるかを医師に聞いたが、特にないとのことだった。
また猫本人は、瞳孔のこと以外はいたって元気で、普段通りよく食べ、遊んでいる。
わからないことが多すぎる。だからといて不安からくる想像と感情ばかり高めてもしょうがない。目の前のことを見ていくことからしか始められない。
可能性としてだが、考えられるのは症状が出る4日前に行ったエアコン洗浄。業者に来てもらってクリーニングをしてもらった。使用する機材や薬剤は病院などの清掃でも使用しているもので、子供やペットにも安心、とのことだったのでお願いしたが、先日の勉強会で勉強したことと重ね合わせると、絶対安心とはいいがたい。
この症状が出る前に、その猫は天候不順からくる風邪のような症状を呈して点眼点鼻薬を使用していたところだったので、そのように弱った気管や粘膜には普段は大丈夫なものでも刺激物になった可能性もある。自力でできるクリーニングに限界を感じて、風邪っぽい症状が出ているからこそほこりや汚れをきれいにしようと思ってのことだったのだが、もしあだになっていたのだったら申し訳なく心が痛い。
さらに言うなら、今までは「この猫の体質」だと思っていた「気候変化への弱さ」も、環境的に蓄積した毒物の影響、という可能性もある。まるごと「それ」のせいではなくとも、もともとの体質を悪い方に助長するものになっている可能性もある。例えば、最近は洗濯物を部屋干しするようになっていた。洗剤の中の香料等が蓄積的に猫の身体に影響していた可能性もある。「猫に安心」とされているペット用クリーナーにも妄信してはならないものもある。
幸い猫の瞳孔はだんだん動きを見せるようになってきてはいる。猫の身体に蓄積した有害物質の排出に良いというオイルも、以前は見向きもしなかったが、今日は自分から舐めてくれたりもした。
まだ安心とはいいがたいが、それでもこの兆しに安堵した。引き続きやるべきこととやれることをやっていく。
遥かなる道だねー。