えこひいき日記

2009年7月23日のえこひいき日記

2009.07.23

「昼間」って、「太陽が出ているとき」のことを言うのね、と改めて思った。昼が昼、夜は夜という「もの」が「ある」かのように思ってしまいがちだが、これは太陽と地球の「関係」によっておこる「現象」なのだ、と改めて感じるとなんだか新鮮。関係が変われば関係者が同一であっても当然起こることも変わる。日常的には、それが昼が夜になり、夜が昼になることであり、昨日のような皆既(怪奇じゃないよ)日食もそうである。おもしろーい。
昨日の日食ピーク時間は、あいにくの曇り空。なので太陽の様子を明確にみることはできなかったが、それでも正午前なのに夕暮れのように暗くなり涼しくなるのはなんだか面白かった。暗さ加減でいえば、夕立の前のような感じなのだが、空を見ると雲は薄い。なのに暗い。すごく面白い。
こういう自然現象が単純に「おもしろい」のはなぜなんだろう。
今回の皆既日食のように珍しい自然現象もそうだが、では珍しいから面白いのか、というとその限りではないような気がする。川の流れることや、風の吹くこと、落ち葉がひらひらと舞ったり、花が咲いたり、そういうものって、あたりまえで、それでいて一度ずつオリジナルで、貴重で、普通で、美しい。「普通」というのは、ショックやインパクトで人の心を驚かさない、という意味。驚きやショックなどのインパクトとは違う強さで心をとらえる。そういうのって、おもしろい。
でもなぜ面白いのかは、自分でも分からない。            

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